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ビンディングシューズの概要と選び方・外し方を解説!【ロードバイク】

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よしてる

ロードバイク歴4年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。

ビンディングシューズに興味はあるけど「初心者が使って効果があるのか?」と疑問に思っていませんか?

確かにビンディングを使いこなす事は難しいです。

しかし!

実は100%使いこなせなくてもペダリング効率化の恩恵は初心者でも感じられます!!

これは僕が実際に体感したことです。

この記事では、初心者でもメリットを感じられるビンディングシューズの概要から選び方までお伝えします!

固定された足の外し方に不安がある方に向けて、ペダルとシューズの脱着の様子も動画にてお届けします。

ビンディングシューズとは?

SPDペダルとシューズ

ビンディングシューズは靴とペダルを固定して、自転車をより効率良く漕ぐためのものです。

スキーやスノボは板と靴を固定しますが、その自転車版と言えます。

ビンディングを使うためには、それに対応したペダルシューズが必要です。

ビンディングにも種類があり、レース志向のSPD-SLと歩きやすいSPDがあります。

SPD-SLSPDの違いは後ほど紹介します。

ビンディングのメリット

ビンディング最大のメリットはペダリングの効率化!

通常のペダル加えられる力は地面方向に踏み込むときのみです。

ビンディングを採用することによって、上死点下死点からも力を加えることが可能になります。

下死点から足を引くことを俗に引き足と言います。

僕の体感では、引き足より上死点から進行方向へ加える力にビンディングの恩恵を感じられました。

上死点は引き足より力が加え易く、初心者でも巡航速度UPを体感しやすいです!!

一方引き足ですが、初心者が引き足を使いこなすのは難しいので練習と経験が必要です。

最初のうちはペダリングの抵抗にならないように足を持ち上げることを意識する程度で十分です。

その際にビンディングだとペダルが足から離れないのもメリット。

ビンディングのデメリット

ビンディングのデメリットは立ちごけが起こることです。

靴とペダルが固定されるので、止まる時には外さないといけません。

うっかり外すのを忘れて信号などで停車すると、足を地面に着けられずに転びます。

これが立ちごけです。。。

ビンディングを使用する全ての人が経験しています。

恥ずかしいだけでなく、転倒時に後ろから車が来ると非常に危険です。

初めてビンディングを使う時は公園などで外す練習をしましょう!!

レース志向のSPD-SL

出典:Amazon.co.jp
SPD-SLシューズ

SPD-SLは多くのロードバイク乗りが使用しています。

後に紹介するSPDよりペダリング効率は高く、レース志向

デメリットは、固いソール(靴底)と大きなクリートが邪魔で歩きにくいことです。

トレーニングメインでロードバイクに乗る本格派な人に向いています。

SPD-SLの特徴
  • SPDよりペダリング効率が良い
  • ソール(靴底)が硬い
  • クリートが大きい
  • 歩きにくい

SPD-SLのシューズ・ペダル・クリートの選び方を紹介します。。

シューズの選び方

SPD-SLシューズを選ぶポイントは2つ。

  • ソールの固さ・材質
  • 留め具の種類

ソールの固さ・材質

出典:Amazon.co.jp
SPD-SLの靴底

SPD-SLのシューズはソールが樹脂製で硬いです。もう板です。

ソールの固さはシューズによって差があります。

固いほどパワーロスが少ないですが、快適性が失われます。

ハイエンドなシューズのソール材質は、軽量・高剛性なカーボンが多いです。

ソール剛性性質
パワーロスが少ない
快適性が高い

Shimanoのホームページに製品ごとのソール剛性表があるのでリンクを載せておきます!

Shimanoシューズ剛性対比表

留め具の種類

SPD-SLシューズは靴紐の代わりに留め具が付いてます。

留め具は色々ありますが、主に2種類。

  • ベルクロベルトタイプ
    (マジックテープ)
  • ダイヤルタイプ
Shimano SH-RC100
ベルクロベルトタイプ
Shimano SH-RC903
ダイヤルタイプ
出典:Shimano公式HP
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/apparel-accessories/shimano-series-lsg-2024/SH-RC100.html
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/apparel-accessories/s-phyre/SH-RC903.html

シューズは靴と足が一体化するくらいしっかり締めた方が効率が上がるので、僕は断然ダイヤルタイプをオススメします!!

ダイヤルタイプの方が簡単にしっかり靴を締めあげることが出来るからです。

ペダルの選び方

SPD-SLペダルの選び方は主に重量グレードです。

グレードが上がるほど重量も軽くなります。

シマノ製品グレード重量
[g]

PD-R9100
DURA-ACE228

PD-R8000
ULTEGRA248

PD-R7000
105265

PD-R550
Tiagra310

PD-RS500
ノーグレード320
※重量はペダル左右の合計値

ペダルの重量による値段の違いを考えると、正直言って上位グレードはコスパが悪く感じます

105以上のグレードは1万円越えてきますからね。。。

特に、初心者がこれらペダルの違いを感じ取れるかはかなり怪しいです。

ペダルはノーグレードのPD-RS500でも十分というのが僕の見解です。

クリートの選び方

SPD-SLのクリートは赤・青・黄の3種類あります。

3種それぞれの違いは、固定したときの遊び量です。

赤が遊び0度の上級者向けになります。

SPD-SLのクリートラインナップ
出典:Shimano公式HP
https://set.shimano.co.jp/bc_catalog/parts/#target/page_no=54

クリートは使うほど樹脂が削れて固定力が弱まってくる消耗品です。

ビンディング入門の際には黄色からチャレンジして、慣れるにしたがって青などに挑戦してみましょう!

歩きやすいSPD

SPDは元々マウンテンバイク用に作られましたが、ロードバイクでも使っている人はいます。

僕もSPDを使っています。

SPD特徴
  • 歩きやすい
  • 普通のスニーカーっぽいデザインもある
  • 意外としっかりペダルと固定される

いちばんの特徴は歩きやすさですね!

SPDはクリートが小さく、ソールの中に埋まっているので歩きやすいです!

SPDシューズのクリート
Shimano SH-CT500

上の写真は僕が愛用しているシマノのSH-CT500というスニーカータイプのSPDシューズです。

SPDシューズは、出先で歩き回ったりお店に寄ったりすることをメインに乗る人に向いています。

確かにSPD-SLの方が効率は良いですが、SPDでも引き足を使ったりするには十分な固定力があります。

シューズの選び方

SPDをロードバイクで使いたい方はレース志向ではないので、使いやすさデザインで選びましょう!

デザインはスポーティなものからカジュアルなものまで様々。

SPDシューズのソールはSPD-SLに比べて柔らかな物が多いですが、一部のハイエンド品はSPDでも剛性高めなソールの製品もあります。

僕はガチな感じを出したくなかったのでスニーカータイプのシューズを選びました。

スポーティーなSH-XC300
カジュアルなSH-CT500

注意点として、ビンディングの恩恵を受けるには、靴と足が一体になるくらい靴紐をしっかりと締める必要があります。

通常の靴紐(シューレース)のタイプだと毎回しっかり締めるのが少し面倒に感じます。

SPDでもダイヤル式の方が靴を履くのが楽で使いやすいです。

僕はこの事に買ってから気づきました。

よしてる

ダイヤル式を買えば良かったなぁ、と思っています。

ペダルの選び方

SPDのペダルは主に3種類あり、ビンディングが固定できる面によって分かれます。

シマノ製品ビンディング面重量[g]

PD-ED500
両面で固定可能
上下を気にせず使える
442

PD-ES600
片面のみ固定可能
簡素で軽量
279

PD-EH500
片面固定・片面フラット
普通の靴でも使えるハイブリッドタイプ
383
※重量はペダル左右の合計値

両面か片面で悩むところですが、僕のオススメは片面タイプです!

よしてる

片面だとクリートを嵌めるたびに足元を確認するから面倒じゃないのかな?

僕もそう思って不安でしたが、実際に使ってみたら、片面でもストレスなく使用できました!

ちょっと慣れれば目視しなくてもクリートを嵌めることができます。

片面フラットのハイブリッドタイプは、街乗りや普段使いもする方の選択肢としてアリです。

クリートの選び方

SPDのクリートはシングルリリースマルチリリースの2種類あります。

マルチリリースの方が解除方向が多く外し易いです。

シングルリリースの解除は1方向のみで固定力が高いです。

SPDのクリートの種類
出典:Shimano公式HP
https://set.shimano.co.jp/bc_catalog/parts/#target/page_no=54

僕のオススメはシングルリリース1択です!

何故ならシマノ製品のSPDペダルに標準で同梱されているクリートがシングルだからです。

シングルだと外しにくいのでは?と不安かもしれませんが、思ったより簡単に外せるので安心してください。

後ほど動画にて脱着の様子をご紹介します。

SPD-SLとSPD両方に対応したシューズもある

ビンディング入門はSPDで始めて、慣れたらSPD-SLに挑戦したいな。。。

そんな方にはSPD-SLとSPD両方に対応したシューズがオススメです!

Shimano製品ではSH-RP101などが両方対応可能。

両方対応のシューズは基本的にソール柔らかめの入門者向けシューズしかないですが、クリートとペダルだけ交換すればどちらも使用できるので経済的です!

クリートの外し方【動画解説】

最後に、クリートを脱着する様子を動画にてお届けします。

映像により外し易さなどが少しでも伝われば幸いです。

動画のビンディングはSPDでシングルリリースのクリートを装着してます。

ビンディングペダルは片面タイプです。

ビンディングシューズの概要:まとめ

ビンディングシューズを100%使いこなすのは難しいですが、初心者でも十分に恩恵を受けることはできます!

ビンディングにより上死点から進行方向の力を加えることで、初心者でも巡航速度UPが期待できます。

ビンディングはレース志向のSPD-SLと歩きやすいSPDの2種類です。

SPD-SLはもっぱらトレーニングメインでロードバイクに乗る本格派な人向けです。

ソールも固くパワーロスが少ない設計となっています。

SPDは出先で歩き回ったり、お店に寄ったりすることの多いホビーライダー向けです。

スニーカータイプもありカジュアルな乗り方が出来ます。

よしてる

ビンディングシューズの解説は以上になります。
読んで頂きありがとうございました!

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