ロードバイク歴5年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。
中古のロードバイクは安くて魅力的ですが、購入に不安を抱えていませんか?
実は、いくつかの注意点さえ押さえれば中古でも購入する価値は十分にあります。
この記事では、中古ロードバイクに実際に乗っている僕が、購入の注意点をご紹介します。
中古ロードバイクを選ぶ際は、フレームの状態やコンポーネントの使用感など、細かなチェックが必要です。
また、中古ロードバイクは新車と比べて安価ですが、メンテナンスや調整にかかる費用も考慮する必要があります。
注意点は主に5つ!
- 初めてのロードバイク購入なら現車確認必須!
- フレームジオメトリを要チェック
- 調整に出せる自転車ショップがあるか
- ある程度の整備知識を持っているか
- 中古品の購入場所
この中でも中古品の購入場所は特に重要です。
中古ロードバイクを探す際は、信頼できる販売店やオンラインプラットフォームの利用を推奨します。
ヤフーオークションなどの個人間売買は整備状態が保証されないのでオススメできません。
僕はベリーグッドストア(サイクルパラダイス)で購入しました。
他にもオススメの中古自転車販売店や、購入の際の注意点、中古購入の体験談などをお伝えします!
中古ロードバイクは適切に選べば、コストパフォーマンスに優れた買い物です。
ただし、購入前にはしっかりと調査し、可能であれば試乗することをおすすめします。
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中古ロードバイクのメリット・デメリット
中古ロードバイクを購入する注意点をお話する前に、中古のメリット・デメリットを整理します。
デメリットまで理解した上で中古ロードバイクの購入を検討しましょう!
メリット
- 費用を抑えられる
- 過去のモデルが手に入る
購入費用を抑えられる。これが最大のメリットと言えるでしょう。
新品のロードバイクは高価なものが多く、特にハイエンドモデルは数十万円から百万円を超えることも珍しくありません。
中古であれば、同じモデルでもはるかに安価に手に入れることができます。
中古市場には、現行モデルだけでなく、過去のモデルも多く出回っています。
予算内でより高性能なモデルを選べたり、すでに生産終了している人気のモデルを見つけたりすることも可能です。
デメリット
- 多少の傷や使用感がある
- 適正フレームサイズがあるかは運
- ある程度の整備知識が必要
新品とは異なり、多かれ少なかれ傷や汚れ、使用感があります。見た目を気にされる方には気になる点かもしれません。
気に入ったフレームがあってもサイズが合わない場合は諦めるしかないでしょう。
中古品はフレームサイズを選べないので、気に入った物に適正サイズがあるかは運です。
中古ロードバイクは購入後もある程度調整が必要な場合もあるので、ある程度の整備知識が必要になります。
整備知識の必要性については後述の注意点④にて詳しく解説します。
注意点①
初めてのロードバイク購入なら現車確認必須!

中古ロードバイクを購入する際、特に初めてのロードバイク購入は現車確認が必須です。
多くの中古自転車販売店はネット販売がメインですが、初心者の方は実際に自転車を見て、触れることが重要。
現車確認のメリットは以下の通りです。
- 適正フレームサイズのアドバイスを店員さんから直接受けられる
- 実際の製品状態を目で見て確認できる
- 乗り心地やフィット感を体験できる
ロードバイク初心者の方が自己判断だけで中古ロードバイクを選ぶのは非常に難しいです。
写真やスペック表だけでは、実際の製品とイメージに差が生じやすいからです。
現車確認時には、以下の点を確認しましょう。
- フレームの傷や劣化の有無
- コンポーネントの状態
- ブレーキやシフトの動作
- ハンドル位置やサドル高さの調整範囲
中古ロードバイクは新品と違い、カスタマイズの余地が限られることもあります。
そのため、購入前に実際に触れて確認することで、長く乗れる1台が見つけやすくなるでしょう。
初めてのロードバイク購入の際は、必ず現車確認可能な販売店を選び、実際に見て触れてから判断しましょう。
それが、満足度の高い中古ロードバイク選びの第一歩となります。
注意点②
フレームジオメトリを要チェック
中古の自転車はフレームサイズを自由に選べません。
2台目以降を中古車で検討される方は、まず現在ご自分が乗られているロードバイクのフレームジオメトリをチェックしてください。
現状使用しているバイクのジオメトリと近いものを購入すればサイズは問題ないはずです。

上はフレームジオメトリの概略図です。
サイズ選定には図中のA、Bの長さを確認しましょう。
Aの寸法はサドル位置からハンドルまでの距離に影響します。
Bの寸法はサドルからペダルまでの距離に影響します。
このA,Bの寸法が現状のバイクと近ければサイズは概ねOKです。
多少の寸法違いはステムやサドル高さで調整しましょう。

中古ロードバイク購入時は、これらのジオメトリ情報を確認することが重要です。
特に初心者の方は、現在乗っているロードバイクのサイズ感を基準に、新しい中古ロードバイクを選ぶと良いでしょう。
フレームジオメトリは乗り心地や操作性に大きく影響するため、中古ロードバイク選びの際は慎重に検討することをおすすめします。
適切なサイズの中古ロードバイクを選ぶことで、快適なサイクリングを楽しむことができます。
注意点③
調整に出せる自転車ショップがあるか

中古ロードバイクを購入する際は、調整やメンテナンスを依頼できる自転車ショップの存在が重要です。
すべてを自分でメンテナンス可能なら問題ありませんが、そうでない場合に頼れるショップが無いと困ります。
しかし、他店で購入した中古ロードバイクの持ち込みは歓迎されないこともしばしばあります。
僕自身も中古ロードバイクを持ち込んだ際に、少々感じの悪い対応をされた経験があります。
これは、ロードバイクの調整が繊細で時間がかかるため、他店購入の自転車よりも自店で販売した自転車を優先したいという事情があるのかもしれません。
中古ロードバイクを買う際は、事前に「他店購入でも対応OK」なショップを見つけておくことが大切です。

可能であれば、購入前に近隣のショップに相談し、中古ロードバイクの調整やメンテナンスに対応してくれるか確認しておくと安心です。
ロードバイクの購入後は、定期的なメンテナンスが重要です。
信頼できるショップがあれば、乗り心地の向上や長期的な使用に繋がります。
中古ロードバイクを快適に乗り続けるためにも、調整やメンテナンスを依頼できるショップ探しは購入の際の重要な検討事項と言えるでしょう。
注意点④
ある程度の整備知識を持っているか

中古ロードバイクの販売店は購入後の調整を受け付けていないお店もあります。
ロードバイクの場合、以下のような調整が必要になる場合もあるでしょう。
- ハンドルと体の距離の調整
- チェーンの交換
- スプロケットの変更
- 変速不具合の調整
これらの作業を全て自分で行う必要はありませんが、少なくともある程度の整備知識は持っておくべきです。
ある程度の整備知識とは、「自分で対応できるか?ショップに任せるべきか?」の判断ができることを意味します。
この判断力があれば、中古ロードバイクでも問題なく乗り続けられるはずです。
ロードバイクのメンテナンスに詳しい人が身近にいれば相談できますが、そうでない場合は自己学習が必要になるでしょう。
ロードバイクの整備に関する基本的な知識を持っていれば、購入時に自転車の状態をより正確に評価できます。
これは中古ロードバイクを選ぶ際に大きな利点となります。
整備知識を身につけるには、ロードバイク専門書を読んだり、信頼できるYouTubeチャンネルを視聴したりするのも良い方法です。
徐々に知識と経験を積み重ねることで、中古ロードバイクのメンテナンスにも自信が持てるようになるでしょう。
注意点⑤
中古品の購入場所

中古のロードバイクを購入する際、最も重要な注意点が購入場所。
中古品は前所有者の使用状況が分からないことが最大のデメリットです。
そのため、信頼できる販売店を選ぶことが非常に重要と言えます。
実績のある中古ロードバイク販売店ならば、状態の確認や販売前のメンテナンスを十分に行ってくれるので比較的安心です。
一方で、ヤフーオークションなどの個人間売買は整備状態が保証されないので、中古ロードバイクの購入先としてはオススメできません。
個人間取引では、ロードバイクの整備状態が保証されておらず、購入後のトラブルリスクが高くなります。
中古ロードバイクを購入する際は、実績がある中古車販売店での購入がオススメです。
おすすめ中古車販売店
中古ロードバイクを選ぶ際は、販売店の評判や実績、提供されるアフターサービスなども考慮に入れましょう。
信頼できる販売店で購入することで、安心して中古ロードバイクを楽しめるでしょう。
ここでは、中古ロードバイクの購入におすすめの販売店を4つご紹介します。
これらの店舗では、適切な整備や点検が行われており比較的安心して中古品が選べるお店です。
バイチャリ

バイチャリは全国に23店舗を展開する中古ロードバイク販売の大手です。
豊富な実店舗数が強みで、ネットでの在庫確認や購入も可能です。
中古ロードバイクを実際に見て、乗り心地を確認したい方にとって、現車確認ができる点が大きなメリットです。
クラウンギアーズ

クラウンギアーズは新品と中古ロードバイクの両方を扱うお店です。
実店舗は東京に1店あります。
ネットで販売中の中古ロードバイクは原則として店頭に展示があり、現車確認が可能です。
修理やメンテナンスにも対応しているため、購入後のサポートも充実しています。
BICI AMORE

BICI AMOREは兵庫・東京・愛知・神奈川・福岡・埼玉に実店舗を構えるお店です。
YouTubeでの情報発信も行っており、店舗の雰囲気を知ることができます。
ネットで販売している商品は、在庫店に事前予約をすれば現物確認可能。
購入後のメンテナンスにも対応してくれる親切なお店です。
メンテに出す際は事前予約が必要です。
ベリーグッドストア(サイクルパラダイス)
ベリーグッドストアは、ネット販売を中心とする中古ロードバイク販売店です。
東京に展示場がありますが、基本的には配送のみの対応となります。
現車確認の可否は商品によって異なるため、確認を希望する場合は個別に問い合わせが必要です。
僕の体感ですが、ベリーグッドストアは在庫が最も豊富で幅広い選択肢から中古ロードバイクを選べるのが魅力です。
僕の自転車はベリーグッドストア(サイクルパラダイス)で購入しました。
中古車購入の体験談
冒頭述べた通り、僕が今乗っている自転車は中古で買いました。
僕が購入した時の体験談を参考までにお伝えします!
僕が中古品を買おうと思ったきっかけは、カーボンフレームに乗ってみたい!と思ったことです。
カーボンの新車は高くて手が出なかった僕は中古品に目を付けたのです。
既にアルミフレーム(ビアンキ)を持っていたこともあり、フレームセットを中古で買ってコンポを移植する計画を立てました。
購入の際に考慮したことは4つ
- 製品の状態
- 今乗ってるバイクとのフレームジオメトリの差
- 新たに揃える必要があるパーツ
- ショップにお願いする整備
僕のリドレーが、当時サイクルパラダイスのHPに掲載されていた時の写真がこちらです。

画像下部が見切れてますが、実際のページではちゃんと全て写っていました。
コラムもカットされていないので、製品状態に関しては新古品で状態も良いとだろうと考えて購入を決断。
現車確認はしませんでしたが、実際に届いたフレームは傷一つなく新品同様だったので狙い通りでした!
新調した部品
中古ロードバイクを購入する際、既存のパーツを活用できる場合もありますが、新しく調達が必要な部品もあります。
僕の場合、組み上げるのに必要な部品の大半は乗り換えをするビアンキから移植。
流用できない部品のみ新調しました。
以下は、僕が中古ロードバイクを購入した際に新調した部品のリストです。
新調した部品 | 購入理由 |
---|---|
フロントディレイラー (直付け式) | 中古ロードバイクのフレームに合わせて新しいものを購入 |
シートポスト | 前車と直径が異なり流用できなかったため |
ステム | フレームジオメトリを考えて異なる長さのものを選択 |
チェーン | 前車とのフレームジオメトリの違いがあり長さを再調整するため |
ボトムブラケット | 圧入式BBを持っていなかったので購入 |
WIRE類 | フレーム形状に合わせて調整が必要だった |
これらの部品を新調することで、中古ロードバイクの性能と安全性を向上させることができます。
特に、フレームジオメトリや適合性に注意して必要な部品をピックアップすしました。
中古ロードバイクを購入する際は、これらの部品の交換や追加が必要になる可能性を考慮し、予算を立てておくことをおすすめします。
部品の互換性や適合性について不安がある場合は、信頼できる自転車ショップに相談するのも良いでしょう。
ショップに頼んだ整備
中古ロードバイクを購入して自分で組み立てる際、専門知識や特殊工具が必要な作業はショップに依頼するのが賢明です。
私が中古ロードバイクを購入した際に、ショップに頼んだ整備は以下の3つです。
- コラムカット
- ボトムブラケットの圧入
- シートポストのカット
これらの作業は、ロードバイクの性能と安全性に直結する重要な部分です。
コラムカットは、ハンドル周りの調整に関わる繊細な作業です。
ただカットするだけですが、失敗すればフロントフォークを破損する可能性があります。
素人がDIYするにはリスクが高い作業だと僕は考えてプロに任せました。

ボトムブラケットの圧入もDIYで行うにはリスクが高い作業です。
失敗すればフレームが割れ廃車になる危険があります。
さらに、作業には専用の圧入工具(5千円前後)が必要です。
ボトムブラケットの交換頻度・工具の費用・作業リスクを考えて僕はお店に任せました。
ボトムブラケットはBBとも呼ばれます。
BBの規格はたくさんあって複雑なので、適合するBB規格はよく確認しておきましょう!

圧入式ボトムブラケット
新品のシートポストは長いのでシートポストのカットが必要になる場合があります。
僕の場合は新品のシートポストがボトルケージのボルトに引っかかって適正ポジションまでサドルが下がらなかったです。
パイプをカットするだけだったのでDIYも考えましたが、工具を購入する費用を考慮してお店に依頼しました。


これらの整備を依頼した際の工賃は、全部で1万円強かかりました。
中古ロードバイクを購入する際は、このような追加の整備費用も考慮したほうが良いでしょう。
専門的な整備をショップに依頼することで、中古ロードバイクでも安全で快適な走行が可能になります。
新車と中古どっちらが良いか?
新車・中古にメリット・デメリットがあるので、どちらが良いかは人それぞれ。
では新車・中古それぞれどんな考え方の人が向いているでしょうか?
新車向きの人
- 最新モデルのロードバイクに乗りたい
- 傷や汚れがない完璧な状態で乗り始めたい
このような考え方の人は新車で買った方が良いです!
多くのロードバイクは毎年モデルチェンジがあり、カラーやスペックが更新されます。
最新の技術が採用されたロードバイクに乗りたい方は間違いなく新車が良いです。
また、傷のない完璧な状態が理想ならば新車一択です。
中古の場合、多少の使用感は避けられないでしょう。
中古向きの人
- 旧モデルでも選択肢に入る人
- 多少の傷は許容できる人
- 安く買いたい人
これらの考えに当てはまる人は中古購入も視野に入るでしょう。
ミドルグレードのロードバイクでも完成車で30万円を超えてしまう場合が大半です。
そこまでお金はかけられないけど良いグレードのバイクが欲しい!!
そんなあなたの夢をかなえる選択肢、それが中古車です。
上記3点に当てはまるなら中古も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
中古ロードバイク購入の注意点:まとめ
中古ロードバイクの購入は不安が付きものですが、以下の5つの注意点を押さえれば安心して中古品を選ぶことができます。
- 初めてのロードバイク購入なら現車確認必須!
- フレームジオメトリを要チェック
- 調整に出せる自転車ショップがあるか
- ある程度の整備知識を持っているか
- 中古品の購入場所
初めてのスポーツサイクルなら現車確認をして店員さんのアドバイスを聞きましょう!
フレームジオメトリをよく確認して自分の体に合ったサイズの物を選んで下さい。
ショップにお願いする調整があれば、受け入れてくれるお店に目星をつけておきましょう。
個人間の売買ではなく、実績のある中古車販売店での購入をオススメします。
中古車の購入に向いている人の特徴はこちら!
新車向きの人 | 中古車向きの人 |
---|---|
最新モデルのロードバイクに乗りたい | 旧モデルでも選択肢に入る人 |
傷や汚れがない完璧な状態で乗り始めたい | 多少の傷は許容できる人 |
安く買いたい人 |
中古車向きの考えに当てはまる人は中古購入も視野に入るでしょう。
ロードバイクは高価なもの。
少しでも安く買いたい場合には中古品も視野に入れて探してみてはいかがでしょうか?
中古ロードバイクの注意点に関しては以上です。
読んで頂きありがとうございました!
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