ロードバイク歴5年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。
バーチャルサイクリングの世界を自宅で手軽に楽しめるZWIFT。
その没入感を最大限に引き出すためには、スマートトレーナーが必要です。
しかし、市場には様々な種類のスマートトレーナーが存在し、「どれを選べば良いかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ZWIFTをより快適に楽しむためのダイレクトドライブ式スマートトレーナーを徹底比較しました!
結論として僕のオススメはWahoo「KICKR CORE」とXplova「NOZA S」の2つです。
Wahoo KICKR CORE ![]() | Xplova NOZA S ![]() |
---|---|
![]() | ![]() |
123,200円 | 96,800円 |
各トレーナーの機能、価格などを比較し、この2つをオススメに選んだ理由を解説します。
さあ、最高のスマートトレーナーを見つけて、ZWIFTの世界を駆け抜けましょう!
Amazonでは出品されていないスマートトレーナーが幾つかあります。
そのため、この記事ではワイズロードオンラインからの購入をオススメしています。
スマートトレーナーは高い買い物なので、スポーツサイクル専門店からの購入が安心です。
掲載価格もワイズロードオンラインを参考にしています。
ワイズロードオンラインは会員でなくともAmazonアカウントで買いものができるので支払いが簡単です。

室内トレーナーの種類

XPLOVA NOZA S
ZWIFTを行う際に使う室内トレーナーには大きく分けて3種類あります。
3本ローラー | 固定ローラー | ダイレクトドライブ式 |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
ZWIFT連携可能なスマートトレーナーと言えばのダイレクトドライブ式が主流です。
ダイレクトドライブ式は他2つの方式に比べ駆動部分が少ないため静粛性に優れます。
負荷調整もアプリと連動して行われ、ZWIFT内の仮想空間に合わせて負荷が自動で変わるのが基本です。
よって、ZWIFTの没入感を味わうためにはダイレクトドライブ式が最も適しています。
この記事ではダイレクトドライブ式のスマートトレーナーに絞って製品比較をしていきます!
主要5社の製品比較

スマートトレーナーを販売している主要5社の製品を見ていきましょう!
この5社の製品を4つの項目で比較していきます!
- Wahoo
- Tacx
- Elite
- ミノウラ
- Xplova
比較項目 | |
---|---|
価格 | パワー測定精度 |
最大再現斜度 | 最大負荷 |
値段はワイズロードオンラインの販売価格で比較してきます!
Wahoo
Wahooは、アメリカに拠点を置く企業です。
「すべてのアスリートをより強くする」というシンプルな理念のもと、革新的な製品とソリューションを提供しています。
室内トレーナーの他はサイコンで有名ですね。
Wahooが出すスマートトレーナーはKICKRシリーズで3種類の製品が存在します。
KICKR CORE ![]() | KICKR![]() | KICKR MOVE ![]() | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 123,200 | 199,100 | 253,000 |
パワー測定精度 | ±2% | ±1% | ±1% |
最大再現斜度 | 16% | 20% | 20% |
最大負荷 | 1800w | 2200w | 2200w |

僕のオススメの一つであるKICKR COREですが、オススメの理由はメーカーと価格。
スマートトレーナーの相場は10万~20万強ですが、Wahooというブランド力を持ちながら約12万円という価格は魅力的です。
再現斜度が16%という点がヒルクライム好きにはネックかもしれません。

2014年の発売から現在まで6度のモデルチェンジをしています。
2025年5月現在はKICKR V6が最新モデルです。
KICKR Axisフィートという機構が付いており、ライダーのテンポや体勢の変化に反応して左右5度の傾きを生み出します。
これによりKICKR CORE以上の実走感を再現している製品です。
KICKR Axisフィートはもちろんのこと、KICKR MOVEは前後にも稼働する機構が付いています。

これにより、今まで以上に自然で、より快適かつリアルなライディング体験を可能にします。
KICKR MOVEの前後方向の動きは必要なのかわかりませんが、メーカーの開発意欲が伝わりますね!
Tacx
Tacxは、オランダで1957年に設立された、サイクリング関連のフィットネス機器とソフトウェアを開発・製造する企業です。
もともとは自転車店としてスタートしましたが、その後、ローラー台やインドアトレーナーなどの製造に注力するようになりました。
2019年にアメリカのGPS機器メーカーであるGarminに買収され、現在はGarminの傘下で事業を展開しています。
Tacxからも3つの製品がラインナップされています。
FLUX S Smart ![]() | FLUX 2 Smart | Tacx NEO 3M ![]() | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 132,800 | 販売終了 | 389,000 |
パワー測定精度 | ±3% | ±2.5% | ±1% |
最大再現斜度 | 10% | 16% | 25% |
最大負荷 | 1500w | 2000w | 2200w |
FLUX 2 Smartは公式サイトに掲載はありますが在庫切れとなっており、既に販売終了しているようです。

Tacxのエントリーモデル。
ブランドとして力があるので良い製品であることは間違いありません。
とはいえ、他メーカーと比べて機能の割に価格が高めな印象です。

Tacxの最上位モデル。
石畳や砂利など、さまざまな種類の道路での走行感覚をシミュレートするTacx 仮想フライホイールを搭載。
これにより、非常にリアルな走行感を再現しています。
高精度なパワー計測(誤差±1%以内)、最大2200W以上の負荷、25%までの勾配再現など、性能は最高レベルです。
とは言え40万弱は高すぎますね。
Tacxは有名なメーカーでブランド力があり品質も良いのでしょう。ですが、僕個人の正直な感想としてはスペックの割に高すぎる。。。
Elite
Eliteはイタリアに拠点を置くサイクリングアクセサリーとトレーニング機器の総合メーカーです。
ホームトレーナーだけでなく、サイクリングに必要な様々なアクセサリーを提供している点が特徴。
ボトルやボトルケージは特に人気が高く、デザインや機能性に優れた製品が豊富です。
スマートトレーナーにおいては、WahooやTacxと並ぶ主要なブランドの一つとして、多くのサイクリストに支持されています。
DIRETO XR-T ![]() | AVANTI ![]() | JUSTO2 ![]() | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 132,800 | 154,200 | 219,800 |
パワー測定精度 | ±1.5% | ±1% | ±1% |
最大再現斜度 | 24% | 18% | 24% |
最大負荷 | 2300w | 2100w | 2300w |

DIRETOにはいくつか種類があり、末尾の文字が異なります。
XRはスプロケット付の販売。
XR-Tはスプロケットなしの販売。
XR with Zwift COG & CLICKは、Zwift上で使える仮想変速が可能なZwift COGが付属しています。
どの製品もトレーナー本体はDIRETOで共通です。

パワー精度以外はDIRETOよりスペックは劣りますが価格が2万円ほど高いです。
AVANTIの方が高い理由は3つ。
DIRETOより新しいモデルであること。フレックスフィートが装備されていること。Wi-Fi接続対応な点です。
フレックスフィートは横方向の動きを可能にし、よりリアルな走行感を得られます。

AVANTIの機能を踏襲しつつ、機能を向上させた上位モデル。
再現斜度・最大負荷がAVANTIより上がっていますが、それ以外の違いはカタログ上見当たりませんでした。
海外有名ブランドのフラッグシップモデルの中では比較的安いと思います。
Eliteはエントリーモデルも高性能ですね!!
ミノウラ
ミノウラは、日本の自転車アクセサリーメーカーとして、非常に長い歴史と幅広い製品ラインナップを持つ老舗企業です。
1933年に創業以来、自転車に乗るすべての人々のために、高品質で使いやすい製品を提供し続けています。
神楽 LSD9200 | 神楽 LSF9300 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 118,800 | 121,000 |
パワー測定精度 | ±1% | ±1% |
最大再現斜度 | 25% | 25% |
最大負荷 | 2200w | 2200w |

約12万円でこのスペックはコスパが良いです。
海外メーカーのフラッグシップモデルと同等の性能を持っています。
ある程度の性能を求めつつも値段を抑えたい人には打ってつけです。
ただし、左右へ揺れる機構などは付いていないモデルになります。

スマートトレーナーでは珍しく前輪も外して設置するタイプです。
このモデルは左右へのスイング機能を持つのでより高い実走感を得られます。
驚きなのはその価格で、LSD9200とさほど変わりありません。
ミノウラのスマートトレーナーは価格の割に性能が高いですね!!
個人的には前後のホイールを外すのが面倒なのでLSD9200の方が良いかなぁ。
ミノウラのスマートトレーナーはワイズロードオンラインに取り扱いがありませんでした。代わりにAmazonリンクを載せておきます。
LSF9300はAmazonでも在庫切れでした。人気ないのかなぁ。。。
Xplova
Xplovaは台湾の会社で比較的安価なのが特徴です。
コスパが良いパソコンで有名なAcer傘下の企業であり、品質においても信頼性の高い製品開発を行っています。
NOZA one ![]() | NOZA S ![]() | NOZA V ![]() | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 59,400 | 96,800 | 129,800 |
パワー測定精度 | ±3% | ±2.5% | ±2% |
最大再現斜度 | – | 18% | 20% |
最大負荷 | 800w | 2500w | 2200w |

今回紹介する中では最安の製品です。
自動負荷調整機能がないため、Zwiftの仮想空間に連動する機能がありません。
NOZA oneはZwiftへの没入感を考えると物足りないという印象です。
ただし、単 4 乾電池 2 本で使用可能なため扱いやすいのがメリット。
負荷も800W対応でフィットネス目的としては良い製品だと思います。

最大負荷2500W対応で斜度も18%まで再現可能。
このスペックでお値段は10万円以下!!
パワー測定精度が比較的低めですが、それが気にならない人には最適な選択肢です。

2.5°の傾斜表現により実走に近いライドフィールを再現。
ラバーフィートとスタビライザーの追加により、振動吸収性が向上しています。
これにより、より静かで安定したライディング体験を提供します。
NOZA Sの価格と性能のバランスがとても良いですね!!
オススメの製品
主要5社の製品を比較した結果、僕のオススメはWahoo「KICKR CORE」とXplova「NOZA S」の2つです。
Wahoo KICKR CORE ![]() | Xplova NOZA S ![]() | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 123,200 | 96,800 |
パワー測定精度 | ±2% | ±2.5% |
最大再現斜度 | 16% | 18% |
最大負荷 | 1800w | 2500w |
選定基準はホビーライダーが必要とする機能と価格のバランスです。
ホビーライダーが室内トレーニングで必要とする機能に対して僕の意見をまとめました。
必要な機能 | |
---|---|
パワー精度 | 気にしない |
最大再現斜度 | 18~20%あれば嬉しい |
最大負荷 | 1000wでも十分すぎる |
この記事で紹介しているどの製品もパワー精度は±3%以内に収まっています。
3%の誤差がホビーライダーにとって重要とは思えないので僕は気にしません。
最大再現斜度に関しては、ヒルクライムが好きなら18~20%くらい欲しいところです。
ただし、室内トレーニングはあくまで実走の補助と考えているので、妥協はしても良いかなと思います。
最大負荷は1000Wもあれば満足できます。
トッププロでもFTP※は400W代なので、ほとんどの製品で十分な負荷を掛けられます。
瞬間的なピークパワーであってもホビーライダーレベルなら1000W程度で事足りるでしょう。
補足として、最大負荷は製品の耐久性の指標でもあるので高い方が良いのは間違いありません。
例えるなら、「軽自動車でも高速道路は十分走れますが、乗用車の方が安定感が高い」といったイメージです。
※FTP:1時間維持できる最大の平均パワーのこと
ちなみに僕のFTPは158Wです(クソ雑魚)。
以上を踏まえると、各社エントリーモデルの中から比較的価格の安いWahoo「KICKR CORE」とXplova「NOZA S」の2つをオススメします。
ミノウラの神楽 LSD9200も良かったのですが、ネット上での製品取り扱い状況が芳しくないため除外しました。(一応Amazonにはありました)
ある程度人気がありよく流通している製品の方が、アプリなどのサポートが充実していて使いやすいと思います。
僕はこの2つで悩んだ結果、KIKCR COREを買いました。
決め手はデザインが好みだったからです!
おまけ:合わせて揃えたい物
スマートトレーナーを買うなら合わせて揃えたい物が幾つかあり、僕の経験から3つ紹介させて頂きます。
それがこちら!
- トレーニングマット
- スウェットカバー
- ヘアバンド
トレーニングマット

トレーナニングマットは騒音対策と床の保護のため買った方が良いです。
意外と値段が高いですが、安物だと防音性能に不安があるので信頼あるメーカーのものをオススメします。
戸建てに住んでる場合は安いヨガマットでも事足りるかもしれません。

スウェットカバー

スウェットカバー
室内トレーニングは実走と異なり風を受けないので汗が蒸発せずに滴り落ちます。
その汗の量は尋常じゃありません。1時間もトレーニングすれば全身ビショビショです。
自転車に汗が垂れて放置していると、ネジなどの金属パーツが劣化します。
スウェットカバーを付けてトレーニングすれば、自転車に垂れる汗を受け止めてくれます!
へアバンド

意外かもしれませんがヘアバンドはあった方が良いです。
室内トレーニングは走行風がなく汗が乾きにくいので目に汗がめちゃくちゃ垂れてきます。
メガネの場合はレンズが汗でビシャビシャです。
せっかくZwiftをしているのに画面が見づらくて集中が阻害されます。
ヘアバンドがあればだいぶマシになるのでオススメです。

まとめ
主要5社のスマートトレーナーを比較した結果、Zwiftにオススメな製品はWahoo「KICKR CORE」とXplova「NOZA S」の2つです。
ホビーライダーにとって必要な機能と価格のバランスが最もとれていると思います。
Wahoo KICKR CORE ![]() | Xplova NOZA S ![]() | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
価格[円] (税込) | 123,200 | 96,800 |
パワー測定精度 | ±2% | ±2.5% |
最大再現斜度 | 16% | 18% |
最大負荷 | 1800w | 2500w |
ミノウラ製品も魅力でしたが、ネット上での製品取り扱い状況が芳しくないため除外しました。
室内トレーニングをするなら合わせて買いたい物があります。
それはトレーニングマット・スウェットカバー・ヘアバンドの3点です。

スマートトレーナーはAmazonで取り扱いがない製品もあるので、購入はワイズロードオンラインがオススメ!
ワイズロードオンラインはAmazonアカウントで買いものができるので支払いは簡単。
高い買い物なので、スポーツサイクル専門店からの購入が安心です。

ZWIFTにおすすめスマートトレーナーの記事は以上です。
読んで頂きありがとうございました!