ロードバイク歴5年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。
先日、ロードバイクを始めてからずっと使い続けていたスプロケットを交換しました。
スプロケットは消耗品なので「寿命がどのくらいなのか?」に悩むことと思います。
この記事ではスプロケットの交換時期の目安と交換方法を紹介します!
交換時期に関しては、僕が実際に4年以上使い続けた結果、以下の結論に至りました。
- 不具合が起こったとき
- チェーン交換を2回したとき
何故このような結論に至ったか、4年半使い続けたスプロケットの摩耗度合いを参考にしつつ解説します!
4年半使用したスプロケットの消耗度合い
スプロケットの消耗は主に走行距離に依存します。
僕は基本的に週2回(土日)ロードバイクに乗ることが多いです。1日の走行距離はおよそ50km。
週2回の頻度で4年半同じスプロケットを使い続けましたが、不具合はありませんでした。
そんなスプロケットを新品と比較した画像がこちらです!
表面の質感や汚れはありますが、歯の磨耗具合は一見して分かりずらいですね。
見比べてみると「ちょっと歯が丸い気がする」くらいです。
不具合も無かったので、まだ問題なく使えそうです。
スプロケットの交換時期
冒頭にてスプロケット交換タイミングとして2点紹介しました。
- 不具合が起こったとき
- チェーン交換を2回したとき
①に関しては緊急度が高いので直ぐに交換しましょう。可能なら不具合が起こる前に交換するのが理想的です。
②は交換を検討するタイミングです。それぞれの理由を解説していきます。
不具合が起こったとき
スプロケットが消耗したときに起こる不具合、それが歯飛びです。
歯飛びとは、チェーンがスプロケットの歯を滑ってしまうことです。
これが起こると走行中にペダルが“ガクンッ!“となります。
歯飛びは4つの原因が考えられます。
- ディレーラー(変速機)の調整が出来てない
- チェーンの磨耗
- フロントのチェーンリングの磨耗
- スプロケットの磨耗
①〜③に思い当たりがなく、長期間同じスプロケットを使っているなら④が原因の可能性があります。
Shimanoのスプロケットは105でおよそ6,000円です。
少々高いですが、使用年数を加味して歯飛びの原因の可能性があれば交換しましょう。
Amazonでスプロケットを探す⇒https://amzn.to/4b2LGzE
チェーン交換を2回したとき
スプロケットの消耗は走行距離に依ります。
同じく走行距離によって消耗していくものがあります。それがチェーンです。
チェーンならばチェーンチェッカーを使えば交換時期が明確にわかります。
よって、チェーンの交換回数を目途にスプロケットも交換目途を立てましょう。
週2回ほどの乗車頻度であるホビーライダーの場合、チェーンは結構長く使うことが出来ます。
僕のチェーンとスプロケットの交換履歴を見てみましょう。
1回目はバイク乗り換えのため、チェーンは寿命前に交換しました。
2本目のチェーンが交換時期を迎えるまでおよそ3年半かかりました。
思ったより長持ちですね。
2回目のチェーン交換を迎えるときにはスプロケットの使用年数も相当なものになります。
不具合がなくとも予防整備として交換を検討する良いタイミングです。
チェーン交換の方法も別記事にて紹介しています。気になる方はご覧ください。
参考記事:チェーン交換方法と道具紹介|初心者も出来るメンテナンス
スプロケット交換の注意点
スプロケットを交換する際に注意することが2点あります。
それぞれ解説していきます。
ディレイラーの対応歯数を確認
ギヤ比を変えるためにスプロケットを交換する場合には、ディレイラーの対応最大歯数を確認しましょう!
リアディレイラーにはGS(ロングケージ)とSS(ショートケージ)の2タイプがあります。
ギヤ歯数が多いものはGSタイプのリアディレイラーでないと対応できない場合があります。
お持ちのロードバイクに付いているディレイラーのタイプと対応最大歯数を確認してからスプロケット交換をしましょう。
シマノ製品であればShimano公式HPの製品ページで確認できます!
出典:Shimano公式HP
URL:https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/shimano105-r7000/RD-R7000-GS.html
Shimanoコンポーネントの型番が分からない方へ、モデルナンバー記載場所はShimanoHPで紹介されています。
製品型番から対応歯数を調べてみましょう!
スプロケットの種類
スプロケットにはボスフリーとカセットの2種類があります。
- ペダルを漕ぐのをやめた場合でも、後輪は空転して自転車が進んでいく機能がスプロケットに内臓されている
- 基本的に7速以下しかない
- ルック車に採用されている場合がある
- ギアの歯のみが付いている
- 7~12速まである
- ほとんどのロードバイクはこのタイプ
8速以上あれば基本的にカセットタイプです。
7速の場合は両方あるので注意が必要。見分け方は中心に穴があるか否かです。
カセットタイプはクイックリリースレバーを通すのでホイール中心に穴が開いています。
ボスフリーの場合、ホイールもカセットタイプと異なり穴が開いていません。
スプロケットの交換方法
この記事ではほとんどのロードバイクで採用されているShimano製カセットスプロケットの交換手順について解説していきます。
必要な道具はフリーホイールリムーバーです。
手順①:スプロケットを外す
フリーホイールリムーバーのチェーンが付いてるバーでスプロケットが回転しないように抑えます。
その状態でカセットスプロケットの中央にリムーバーを差し込んで回すとスプロケットが外れます。
ネジの回転方向は下画像の矢印方向です。
手順②:新品のスプロケットを装着
カセットスプロケットはギヤの歯が1枚ずつ分かれているので入れる順番を間違えないよう注意です。
梱包状態の順番のままホイールに装着するようにしましょう。
ギヤの方向は、歯数などの文字が刻印されている面が車体外側になります。
手順③:ロックリングを締める
最後に一番外側のロックリングを締めれば作業完了です。
締める前にロックリングのネジ部にグリスを塗ってネジの固着を防ぎましょう。
グリスがあるとメンテナンスが捗るので持っておきましょう。
僕が使っているグリスはシマノ・プレミアムグリスです。
シマノ・プレミアムグリスをAmazonで見る⇒https://amzn.to/41SbXw6
スプロケット交換手順【まとめ動画】
上記で説明した交換手順を動画にてまとめました。
作業の様子やイメージが知りたい方は、こちらも見て頂けるとより作業手順が理解いただけると思います
スプロケットのまとめ
- 不具合が起こったとき
- チェーン交換を2回したとき
スプロケットなどの消耗品は不具合が起こる前に交換するのが理想です。
チェーン交換2回目を目途にスプロケットも交換を検討しましょう。
交換の際にはスプロケットの種類に注意しましょう。カセットとボスフリーの2種類があります。
ギヤの歯数を変える場合にはディレイラーの対応最大歯数の確認が必要です。
スプロケット交換に必要な道具はスプロケットリムーバーです。