注)この記事ではクリンチャータイヤの交換方法のみ解説します。
ロードバイク歴5年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。
ロードバイクのタイヤ交換は、初心者にとって重要なスキルです。
この記事では、クリンチャータイヤの交換方法に焦点を当てて解説します。
クリンチャータイヤは、一般的なロードバイクで使用される最も一般的なタイヤタイプです。
タイヤ交換の基本的な手順から、タイヤが硬い場合の対処法まで、初めてタイヤ交換をする方にも分かりやすく説明しています。
ロードバイクのタイヤ交換に必要な道具は主にタイヤレバーのみ。
タイヤレバーは比較的安価で、ロードバイク乗りには必須のアイテムです。

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タイヤレバーをまだ持っていないロードバイク入門者の方は500円程度なので買っておきましょう!
ロードバイクを始めるにあたって絶対必要になるアイテムです。
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タイヤ交換の技術はチューブ交換も含まれているので、出先でのパンク修理対応にも役立ちます。
ロードバイクのタイヤ交換を通じて、愛車のメンテナンス技術を向上させましょう。
手順①:ビードを片側外す
まずはタイヤの空気を抜いてビードをホイールから外します。
ビードというのは下タイヤ断面図の赤丸部分の事です。

タイヤレバーを使って、まずは片側のビードを外します。
下写真の様にタイヤレバーをビードとホイールの間に入れます。

タイヤレバーは通常3本セットで売っています。
ここで僕が発見したポイントがあります。
まず、次の写真の様に3本全てのタイヤレバーをセットします。
先にこの状態で3本レバーを挿しておくのがポイントです!

両端のタイヤレバーを倒してスポークに引っ掛け維持します。
レバー先端(下写真の赤丸部分)で引っ掛けることができます。

あとは真ん中のレバーを倒せばタイヤが外れます。

外れた部分を起点にして残りのビードをホイールから引き出します。
レバーのスポークに引っ掛けていた部分を使うと外しやすいです。
出したビードにレバーを引っ掛けて矢印方向にスライドさせて残りのビードを外します。

全周のビードが外せたら手順①は完了です!

手順②:チューブを取り出す
ビードを片側外したら中のチューブを取り出します。
チューブのバルブを止めてるネジがあるので外しましょう(下写真)。

後はタイヤからチューブを引き抜きましょう。
バルブの反対側からチューブを抜くと取り出しやすいです。
ロードバイクのタイヤ交換作業中、チューブを取り出す際は急いで引っ張らないように!
チューブに傷をつけてしまう可能性があります。慎重に、でも確実にチューブを取り出すことがポイントです。

パンク修理等でチューブのみ交換する方は、ここから手順⑤に飛びましょう!
手順③:タイヤを外す
手順①で片側ビードが外せればタイヤを外すのは簡単です。
特に力も必要なくタイヤをホイールから完全に外せます。
チューブのみ交換する場合はタイヤを完全に外す必要はありません。


手順④:新しいタイヤのビードを片側はめる
新品のタイヤをホイールにセットします。
後でチューブを入れる必要があるので片側のビードのみホイールにセットしてください。
イメージとしては新しいタイヤで手順①完了の状態にします。
新品のタイヤは梱包の癖が形づいているため、ロードバイクのホイールにはめ込む際に少々難しさを感じるかもしれません。

タイヤによっては回転方向が指定されているものが有ります。タイヤ側面に書いてある回転方向に注意してタイヤをはめましょう!
手順⑤:チューブを入れる
タイヤの中にチューブを入れていきます。
まず、チューブのバルブをホイールのバルブホールに差し込むことから始めましょう。
これにより、チューブの位置が固定され、作業がしやすくなります。
次に、チューブに少量の空気を入れておくことをおすすめします。
これは、ロードバイクのタイヤ交換におけるコツの一つです。
空気を入れることで、チューブが形を保ち、タイヤ内に入れやすくなります。
チューブをタイヤ内に入れる際は、チューブが均等に広がるように注意しましょう。
バルブから開始し、徐々にタイヤ全周にわたってチューブを配置していきます。

手順⑥:タイヤをはめる
ホイール外に出ているビードをホイール内に落とします
の工程は、ロードバイクのタイヤ交換において恐らく最も手間取る部分です。
特に新品のタイヤは固くてタイヤをはめるのが大変です!
特に新品のタイヤは固くて、ロードバイクのホイールにタイヤをはめるのが大変です!
ロードバイクのタイヤ交換では、まずはバルブ近辺からビードをホイール内に落としていきます。

タイヤチューブをビードとホイールの間に挟んで傷つけないように注意してください。
これはロードバイクのタイヤ交換において重要なポイントです。
8割ほどタイヤがハマったら、残り2割は力作業になります。
ロードバイクのタイヤ交換では、この最後の部分が特に難しいでしょう。

チューブを傷つけないために、手で全てのビードを落とすのが理想ですが、中には「絶対にハマらないだろう!」と感じさせる硬いタイヤも存在します。
ロードバイクのタイヤ交換では、このような状況に遭遇することもあります。
ロードバイクのタイヤ交換において、タイヤが固くてはめづらい場合は、次の「タイヤが硬いときの対処法」を参考にしてください。
ロードバイクのタイヤ交換を楽に行うためのコツがあります。
タイヤが硬いときの対処法

上写真のように残りのビードが入らない場合がよくあります。
特に新品のロードバイクタイヤは非常に硬く、タイヤ交換時に苦労することが多いです。
男でも素手では厳しいので女性ではなおさら困難でしょう。
そんなときはタイヤレバーを使ってビードをホイール内に落としましょう!
チューブを傷つける恐れがあるので一般的には推奨されていないやり方ですが、正直この方法だと段違いに楽で速いです!
ホイールから出てるビードに少しずつレバーを入れてタイヤを落としていきます。
レバーでチューブを挟まないように注意して作業しましょう!

チューブを傷つけないよう慎重に行えば、この方法でタイヤ交換を効率的に進められます。
実際、僕自身もこの方法でロードバイクのタイヤ交換を行っていますが、チューブをダメにしたことはありません!
ロードバイクのタイヤ交換で、タイヤが固くて困ったら是非この方法を試してみてください。
手順⑦:
ビードにチューブが挟まれてないかチェック

最後に、タイヤのビードにチューブが挟まってないか確認します。
ロードバイクのタイヤ交換において、この確認作業は安全性を確保するために欠かせません。
ビードでチューブを挟んでないか、丁寧に点検しましょう。
具体的な確認方法としては、タイヤを寄せてビードを目視します。
ゆっくりと回転させながら全周をチェックしてください。
もし、チューブが噛んでいる箇所を発見したら、すぐにタイヤを外して修正する必要があります。
タイヤ交換の最終段階で、ビードとチューブの位置関係を慎重に確認することで、走行中のパンクリスクを減らすことができます。
全周にわたって入念なチェックが完了したら、いよいよタイヤ交換の作業は完了です。
最後に適切な空気圧まで空気を入れ、ロードバイクのタイヤ交換作業は無事終了となります。
全手順の作業動画
①~⑦の作業内容を動画にまとめました。
この動画では、タイヤレバーを使ったビードの外し方や、チューブの取り出し方、新しいタイヤの装着方法など、タイヤ交換の全工程を詳しく解説しています。
硬いロードバイクのタイヤを交換する際のコツや、チューブを傷つけないための注意点なども含まれています。
動画にて作業イメージを掴んで頂ければと思います。
初めてタイヤ交換をする方や、作業に不安がある方は、この動画を参考にしながら実際の作業を進めると良いでしょう。
ロードバイクのタイヤ交換は、パンク修理や日常のメンテナンスで必要になる重要なスキルです。
この動画を見て、作業のイメージを掴んでいただければと思います。
タイヤ交換まとめ
タイヤ交換の基本手順からポイントまでをご紹介しました。
タイヤを外すとき
:レバーを起こす前にあらかじめ3本全てのレバーを差し込んでおく(手順①)
タイヤをはめるとき
:素手ではめられない硬いタイヤはタイヤレバーを使う(手順⑥)
タイヤレバーがないと作業が出来ないので、まだ持っていない人は買っておきましょう。
ロードバイクを始めるにあたって必須アイテムになります。
タイヤ&チューブ交換の記事は以上です。
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