ロードバイク歴5年のヒルクライム好き。永遠の初心者よしてるです。
スポーツサイクルのメンテナンスはしていますか?
定期的にメンテナンスをすることで、消耗品の寿命が伸びたり、ブレーキの制動力を維持することができます。
しかし、自分で出来そうなメンテナンスが何か分からず悩んでいませんか?
この記事では、初心者でも出来る定期メンテナンスを紹介します。
セルフメンテナンスができると、よほどのトラブルでなければショップに修理依頼をすることもなくなり節約にもなります。
自転車乗りの必須知識がわかるので、是非ご覧ください。
4ヶ月に1回の洗車と注油
洗車はメンテナンスの基本です。
チェーンなどの駆動系にゴミが溜まったりオイルが枯渇した状態で乗り続けると、部品の摩耗が早まります。
消耗品を長く使うためには定期的な洗車と注油が必要です。
ブレーキは汚れを取り除くことで本来の制動力を発揮します。
洗車のメリットは色々ありますが、何より自転車がピカピカになるので気持ちが良いです!!
洗車の頻度は300〜500kmごとだったり、2ヶ月に1回などと良く言われます。
洗車するに越したことはありませんが、正直そんなに頻繁にするのはかなり面倒です。
土日をメインに週に2回程度乗るホビーライダーなら4ヶ月に1回でも十分というのが僕の意見です。
ベランダという限られた空間で洗車をする方法を別記事にてまとめています。
詳しい洗車方法が知りたい方はこちらをご覧ください。
洗車のついでにチェーンの伸びをチェック
洗車をした時は、ついでにチェーンチェッカーを使ってチェーンの消耗チェックを行うことをオススメします。
チェーンも使ってくと摩耗して長さが伸びます。
不具合の原因になるので、時期が来たら交換をしましょう。
交換時期の判断は簡単!チェーンチェッカーをチェーンにはめるだけ!
これでチェーンの伸び具合が分かります。
下写真のように、フックがチェーンに入り込んだら交換時期です。
チェーンの交換方法に関してはこちらの記事にまとめてあります。
詳しく知りたい方は是非ご覧ください。
洗車のついでに各ボルトの緩みもチェック
走行の振動で各部のボルトは徐々に緩んできます。
洗車のついでに各ボルトを締め直しましょう。
特にボトルケージのボルトは緩みやすいです。
僕は気がついたら無くなっていた経験があります(泣)
ボルトの締めすぎには注意してください。
ボルトの破断やフレームの破損に繋がります。場所によっては取り返しのつかないことになりかねません。
トルクレンチを使用して締め込み不足や締めすぎを防ぎましょう!
トルクレンチはちょっと高いですが、持っていた方が安心してメンテナンスできます。
半年に1回のタイヤローテーション
フロントとリアではタイヤの摩耗速度が異なります。
ロードバイクはフロントよりリアの方に荷重がかかります。
リアタイヤは駆動輪でもあるため、フロントよりも摩耗しやすいです。
フロントとリアを均等に使い切るには、タイヤローテーションを行いましょう。
タイヤローテーションは前後のタイヤを入れ替えればOKです!
週末をメインに走るホビーライダーなら半年に1回が目安です。
タイヤローテーションはタイヤ交換の要領で作業できます。
タイヤ交換方法については、次にご紹介する「年に1度のタイヤ&ブレーキシュー交換」の項目をご覧ください。
年に1度のタイヤ&ブレーキシュー交換
ゴム製品は劣化していくので年に1度の交換を推奨します。
自転車に使われているゴム製品で特に重要なのがタイヤとブレーキシューです。
タイヤ交換方
タイヤ交換に必要な道具はタイヤレバーです。
出先のパンク修理にも使います。
ここでは大多数の自転車乗りが使用しているクリンチャータイヤの交換方法を解説します。
交換手順
タイヤレバーを使ってタイヤを外します。
ビードが外れたら中のチューブを取り出します。
チューブのみ交換する場合はタイヤを完全に外す必要はないです。
古いタイヤを外します。
新品タイヤのビードを片側だけホイールに嵌め、タイヤチューブを入れます。
タイヤを完全にホイールに嵌めます。
新品のタイヤは硬いので嵌めるのが大変です。
最後にチューブがビードに挟まれていないか確認し、空気を入れたら完了です。
タイヤ交換で特に大変なのが新品のタイヤをホイールに嵌めることです。
初めてのタイヤ交換で全員が苦戦することでしょう。
そんな方のために、「硬いタイヤを楽にはめる方法」を別記事にて紹介しています。
基本的なタイヤ交換方法も紹介していますので、気になる方はこちらご覧ください。
ブレーキシュー交換
リムブレーキはブレーキシューがゴム製なので、摩耗度合いに関わらず年に1回は交換しましょう。
溝が十分でも、ゴムの劣化により制動力が低下します。
こちらは2年間使い続けたブレーキシューと新品の比較写真です。
見るからに劣化していますね。
リムブレーキのブレーキシューは主にカートリッジタイプと台座一体タイプの2種類です。
それぞれ交換方法が異なります。
カートリッジタイプはDURA-ACE・ULTEGLA・105のブレーキです。
カーボンリムに対応したブレーキシューもあります。
台座一体タイプはTIAGRA・SORA・Clarisのブレーキに対応。こちらはアルミリムのみの対応です。
自分の持っている自転車に対応したブレーキシューを買いましょう。
カートリッジ | 台座一体 | |
---|---|---|
グレード | DURA-ACE ULTECLA 105 | TIAGRA SORA Claris |
ブレーキシュー型番 | R55C4(アルミリム) R55C4(カーボンリム) | R50T5 |
対応リム | カーボンリム用 アルミリム用 2種類がある | アルミリム用のみ |
※台座一体のR50T50はAmazonで単品が売ってないのでY’s Roadオンラインのリンクを貼っておきます。
Y’s Roadオンラインは7,000円以上購入で送料無料。
他商品と合わせて買うか、送料不要の店頭受取がおすすめです。
ブレーキシューの交換方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ディスクブレーキはパッド厚を確認
ディスクブレーキの場合は、パッドが樹脂やメタル製なのでゴムのような劣化はありません。
年1回の交換は必須ではありませんが、パッド厚が1mm程度になっていたら交換しましょう。
ディスクブレーキのパッド交換方法もこちらの記事で解説しています。
不定期メンテナンス
定期交換は必要ないけれど、たまには調子を確認した方が良い部品があります。
ふと思い出した時に消耗度合いを確認して、気が向いたら交換してやりましょう。
スプロケット交換
スプロケットの消耗は主に走行距離に依存します。
僕は基本的に週2回(土日)ロードバイクに乗ることが多く、1日の走行距離はおよそ50km。
週2回の頻度で4年半同じスプロケットを使い続けましたが、不具合はありませんでした。
そんなスプロケットを新品と比較した画像がこちらです!
表面の質感や汚れはありますが、歯の磨耗具合は一見して分かりずらいですね。
見比べてみると「ちょっと歯が丸い気がする」くらいです。
スプロケット交換時期は人により意見が異なり一概にいうのが難しいです。
僕の経験上、交換目安としてはチェーン交換を2回したときかと思います。
スプロケットの交換方法はこちらの記事をご覧ください。
バーテープ交換
バーテープは手で触れる部分なので、交換時期は各々の感覚で決めて良いと思います。
さすがに下の写真くらいボロボロになったら交換した方がいいですけどね!
僕のオススメはリザードスキンズのバーテープです。
値段が高いのがネックですが、手に吸い付くようなグリップ感がたまらなく心地良いです。
高いので、一度買うと交換するのがもったいなく感じてボロボロになるまで使ってしまいます。(僕だけ?)
リザードスキンズのバーテープは、厚さが1.8/2.5/3.2/4.6mmの4種があります。
迷ったら2.5mmから試してみるのが良いと思います。
バーテープの巻き方を紹介しているYouTube動画を載せておきます。
ショップに任せたいメンテナンス
この記事ではセルフメンテナンスについて紹介してきました。
ですが、自分で行うには難しいメンテナンスも存在します。
最後に、ショップに任せたいメンテナンスを紹介します。
年に1度のブレーキフルード(オイル)交換
油圧のディスクブレーキの場合は、ブレーキ操作にブレーキフルード(オイル)が使われます。
このブレーキフルード(オイル)は走行距離にかかわらず経年劣化するので交換が必要です。
油圧のフルード交換は、フルードの中に空気が入らないように作業をします。
ワイヤ式に比べて気を遣う事が多く、セルフメンテナンスとして難易度が高いです。
ブレーキは安全に係わる部分なので、自信のない方はプロに任せましょう!
ワイヤ交換と変速調整
自転車のワイヤはステンレス鋼で出来ているので錆びにくいですが、絶対に錆びない訳ではありません。
ワイヤも劣化してきたら交換が必要です。
変速関係のワイヤは、交換時に変速調整も合わせて行う必要があります。
変速調整は難易度が高いので、ワイヤ交換はショップに任せて良いと思います。
セルフメンテナンス:まとめ
メンテナンス | 頻度 |
---|---|
洗車と注油 | 4ヶ月に1回 |
タイヤローテーション | 半年に1回 |
タイヤ& ブレーキシュー交換 | 年に1回 |
スプロケット交換 | 不定期 |
バーテープ交換 | 不定期 |
洗車はメンテナンスの基本です。
チェーンなどの駆動系にゴミが溜まったりオイルが枯渇した状態で乗り続けると、部品の摩耗が早まります。
洗車と合わせてチェーンの消耗と各ボルトの緩みをチェックしましょう!
油圧ブレーキのオイル交換や、変速調整など難しいメンテナンスはショップに任せるのが無難です。
セルフメンテナンスの紹介は以上です。
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